過去の過ちを認める

何度も何度も証言すること、過去の過ち、国家の過ちを認め、歴史の暗部を決して隠さないこと、それは人間とその自由と尊厳という理念を守ることにほかなりません。それが、つねにうごめく闇の力と闘うということです。

- ジャック・シラク

1942年、ナチス・ドイツ占領下のフランスでユダヤ人が一斉検挙されたヴェロドローム・ディヴェール事件。1995年の追悼演説でフランス国家の関与を初めて公の場で認めたのが、シラク大統領だった。私たちはユダヤ人たちに対して絶対に取り消すことのできない負債を抱えているとも発言したという。

依存症の自助グループは自らの回復のために、またアルコールや薬物といった自らの中の闇の力と闘うために、過去の過ちを認め、隠さずに何度も証言する場なのだろう。
自分の過去、アルコール依存症にいたる前から断酒するまでに家族や社会に大きな損失を与え、大きな失敗を重ねに重ねた日々。自分自身をも痛めつけてきた。私もこれを隠さずに何度も何度も語っていくほか自分という人間の回復への道はないと思う。

コメント

  1. 納得。
    積み重ねて回復します。
    アルね!!!!

    返信削除
    返信
    1. 国家を私、闇の力をアルコールと置き換えると、本当にそうだなと思います。

      削除

コメントを投稿

人気の投稿