酒を飲む夢

断酒中に宴席に招かれ飲んでしまう夢。つい酒を飲んでしまう夢。

これはアルコール依存症を患う人独特なものなのか?
断酒して2ヵ月、今日の私の夢を文章にしてみた。

1月28日(日)7時30分起床メモより

明治時代の近代建築を改装した大きなレストランで、とてもお洒落な印象だった。
転勤する私、nao道の壮行会の会場に開宴時間ギリギリに入っていくと、見慣れた面々がもうすでに飲んでいた。貸し切りのようで、職場の面識のある人かどこかで見たことのある人しかいなかった。入り口近くは立食パーティーで結婚披露宴会場のようで(女性が多い)、奥はカウンターだけの居酒屋風(男性しかいなかった)になっていた。
軽く出席者に挨拶をしながら奥のカウンター席に居場所を求めると、そこに座っている男性2人組と目が合った。この2人は私にとって、会わなければならないし、できることなら一緒にいたくない存在だった。業務がキッチリできて他の契約社員をリードする存在で、役職者の私からすると仕事の上では助かるが、あまりズバズバ会社批判するところや、考え方の偏向が個人的には好きになれずにいた。2人がその間の椅子を指差し、笑顔でここに座るように、と合図してきたので、こちらも笑いながら「あ、久しぶり。どうしてる?元気か?」とそこに座った。彼らは職場の愚痴を言い、私がいない間大変だったことをぼやいた。私はなるべく入院生活やアルコール依存症の話を遠ざけながら話を合わせていた。しかし、話が嫌な方へ流れいくと2人組のひとりがうつ病で休職中の社員について、「正社員はいいよ。休んでも給料がでるのなら、俺も頑張って仕事したくなくなるよ」、そしてもうひとりが「精神病なんか心が弱いだけで本当の病気じゃないよ。癌でも手術後にすぐ復職した人いるのに。あっ、nao道さんは大変だったから違うんですけどね」と。
「そうだね。まあ頑張って」と返し、やはり気まずくなったので、私に用意されていたぐい呑みを片手に席を立ち、立食パーティーの方へ行くと同じ役職の先輩社員――この人とはどんな時でもよく一緒に酒を飲んだ――が「おお、nao道くん、やっと転勤できるな、俺もどこかにとばして欲しいよ」「あれ?小さなコップだな、アル中になったから抑え気味にやってるな!偉いな!」と私の肩を叩きながら言った。「いやいやこれは違い…ますよ」と返しながら、頭の中は「しまった!これは焼酎だった!えっ抗酒剤効いてないの?飲めてる!」と混乱していた。先輩との会話中、抗酒剤の効果がないと気付いた私は、「まあここで止めれば、まだ酔ってないし、ここからお茶に替えれば大丈夫だ」「正直に担当医と妻にちょっとだけ飲んでしまった」と言えばそれで良いと思った。
しかし、窓口業務でよく一緒に働いた一回り年上の女性契約社員がすぐ目の前に美しいドレス姿でワイングラスを片手に立っていて、こう言ってきた、「naoちゃんあなたよかったね。無事帰ってきて、また望むところに異動できて」、続けて「アレ?、なんでそんなに小さなぐい呑みもってるの?えー飲もうよ!今日はあなたの会よ、今日だけいいじゃない、店を出てすぐのところにワインとあなた専用の大きなジョッキがあるから取っておいでよ」
高校の部室の扉を開けると、そこにはワインボトルが山のように積んであったが、どうしてもジョッキが見つからなかったので、会場の店にワインボトルを1本持って帰ることにした。しかしジョッキを持って帰れなかったことが気になりはじたので、店の前で上の細い部分を手で割った。「これでジョッキにワインが溢れている状態にできたので皆が待つ店へ帰れる」と安心しつつ店の扉を開けた。

ここで起床した。恐ろしい夢だった。
書いてみるとストーリーはわかるが、時系列・距離などの物理的要素にリアリティがない事に気づいた。そうだ夢だった。 

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