ノックビンとは

ノックビン(ジスルフィラム、Disulfiram)

ノックビンは商品名。抗酒剤(抗酒薬)。
遅効性の粉薬。同類のシアナマイドに比べ、効いてくるのに時間がかかるが、作用がより強く1~2週間持続。

体内に吸収されたアルコールはまず肝臓で分解され、有害なアセトアルデヒドに変わり、さらに肝臓内にあるアルデヒド脱水素酵素により体に害のない酢酸に分解されていく。
この薬はアルデヒド脱水素酵素の働きを邪魔して、アセトアルデヒドが分解されにくくする。その結果として有害なアセトアルデヒドが体にたまって、不快な悪酔い症状を引き起こす。つまり、アルコールの分解過程を抑えることにより、少量の飲酒でも不快な悪酔いの状態を引き起こさせることになる。
このような抗酒剤は、「断酒の心の支え」「断酒のお守り」として、断酒継続の補助薬品として使用されている。
です。 

副作用等の詳しい解説は「抗酒剤」を参照のこと。

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