NIクリニックの院長が、院内ミーティングの挨拶でこんなことを言った。さすがは院長先生だなと久しぶりに感心した。
「酒を本気で止めようと決心する時をターニングポイントとするなら、そのポイントはどこかにあるが通り過ごして亡くなる人もいれば、30回の入退院を繰り返した後で気づく人もいるし、最初の底つき体験がそのターニングポイントなりそのまま断酒継続できている人もいる。
ポイントを探し当てるのは容易なことではないけれども、心にトントントンと刺激を与えながら日々生活していると見つかることがある。
その刺激とはAAミーティングや例会や病院、またはアルコール問題の教室や研修会に足を運ぶこと、特に自助グループで酒害者の体験談を聴くことだ。労力を惜しまず例会場に行っていろいろな人に会い話を聞くことだ。これを続けているとターニングポイントをいつか必ず迎えられるし、スリップの予防になる。」
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