嗜癖(しへき)とは

嗜癖(しへき) = addiction

特定の対象への耽溺、熱中、熱狂的な傾倒。精神医学の用語。アディクションともいう。

WHO(世界保健機関)は、特定の物質(薬物)を好む傾向について病的な意味を込めて「薬物嗜癖」という用語を使って定義している。一般的に「嗜癖」の用語は「嗜癖薬」「アルコール嗜癖」あるいは「物質嗜癖」のように用いられる。嗜癖薬は夢中になっておぼれる意味から耽溺薬の別称もある。嗜癖の特徴として考えられるものには、アルコールや薬物など物質摂取への依存性および習慣性、以前と同じ効果を得るための物質摂取量の漸増傾向(耐性)、その結果としての個人生活および社会生活面での障害などがある。
「嗜癖」「依存」「習慣性」「乱用」などの用語の定義についてはこれまでさまざまに論議されてきたが、とくに嗜癖の概念定義はあいまいなままで確立しているとはいえない。
また嗜癖は、物質嗜癖、過程嗜癖、関係嗜癖に分類できる。
  1. 物質嗜癖…アルコール、薬物、ニコチンなど
  2. 過程嗜癖…ギャンブル、買い物、仕事など
  3. 関係嗜癖…セックス、恋愛、共依存など

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