第二の否認 -断酒会

断酒が継続できていても、「酒さえ飲まなければ何の問題もない」つまり「アルコール問題以外は問題ない」と、自分の責任を酒に押しつけ、そもそもの考え方や行動を変えないこと。これを断酒会では、第二の否認という。

第一の否認はアルコールの問題があったことを否認すること。これは自らの酒害を認めることで解消するが、第二の否認では、飲み過ぎてアルコール依存症になったのではなく、依存症になるまで飲まなければ生きられなかったという事実を認めることができない。 根本の「生きづらさ」を解消しより良い人生を歩みだすには、自助グループで仲間の話を聞き、自分の酒害体験を掘り起こし、自分自身への洞察力を身につけ、依存症になった背景を見つめなおすことが重要だ。自分自身の改革の始まり。これが「第二の否認」の解除である。

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