酒とは

酒 = liquor , alcoholic beverage

酒とは、エタノール、水、そして各種の穀物や果実などの原料を含む発酵飲料である。

日本では、飲用するアルコールは酒税法でアルコール分1度(1V/V%)以上の飲料と定義され、酒税が課せられる。また度とは、15℃での容積百分率(V/V%)と定義されている。
エタノールは脳内で各種器官を抑制する作用をもち、初期段階では主に大脳新皮質が抑制され―つまり酔い―、気分が開放的になりやすくなる。一方飲み過ぎれば、抑制作用はさらに広がり、脳の作用全般が低下、最悪の場合呼吸すらできなくなる場合もある。エタノールは体内で分解されアセドアルデヒドに、続いて酢酸に分解される。このうちアセドアルデヒドは有害物質で、酢酸への分解が遅れると頭痛などの症状(二日酔い)を引き起こす。
アルコール、エタノール、エチルアルコール、酒精などというが、基本的には同じものを指す。アルコールは広義には、エチルアルコール(エタノール)、メチルアルコール(メタノール)などのアルコール類の総称。しかし一般的にアルコールといえば、エタノールを指す。エチルアルコールは国際化学命名法でそうよび、エタノールはその慣用名、酒精は日本語名称となる。
日本では酒というと一般的には日本酒をイメージしてしまうが、言葉としてはアルコール(エタノール)が含まれた飲料の総称であり、様々な種類があり、大きく分けると醸造酒、蒸留酒、混成酒の3種類になる。葡萄を原料とした醸造酒がワイン、蒸留酒がブランデー、大麦を原料とした醸造酒がビール、蒸留酒がウイスキーと麦焼酎、そして米を原料とした醸造酒が日本酒であり蒸留酒が米焼酎、泡盛でである。他にも醸造酒であればシードル、マッコリなど、蒸留酒であればウォッカ、ジン、カルヴァドスなど世界には様々な酒がある。

コメント

人気の投稿