肝機能血液検査の基準値
肝臓には、肝細胞・胆管細胞に接するように血液の通り道がある。それぞれの細胞が血液の通り道に接しているため、肝細胞や胆管細胞に問題が起こると、肝臓内の物質が血液中に漏れ出てしまう。そのため、肝臓から漏れ出た物質の種類と量ー検査値ーをはかることで肝機能を検査することができるのである。数値が基準値の範囲内の場合は障害や問題がないといえるが、医師の診察で下記以外の数値も含めて総合的にみてもらうことを推奨する。
検査値 / 基準値
- ALT(GPT)/30IU/L以下
- AST(GOT)/30IU/L以下
- γ-GTP/50IU/L以下
- ALP(アルカリホスファターゼ)/100~325IU/L
- 総ビリルビン(非抱合型/抱合型)/0.2~1.2mg/dL
- 総たんぱく/6.7~8.3g/dL
- アルブミン/3.8~5.3g/dL
- 血小板/14~34万/μL
- LD(LDH)(乳酸脱水素酵素)/120~240IU /L
- コリンエステラーゼ(ChE)/男234~493IU/L 女200~452IU/L
- HBs抗原・抗体 HBe抗原・抗体/すべて陰性(-)
- C型肝炎ウイルス抗体/陰性(-)
- 厚生労働省 標準的な健診・保健指導プログラム(確定版)より
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