共依存とは
共依存 = co-dependency
家族が巻き込まれて不健康な状態が長期化すると、その不健康な状態が固定されてしまい、本人も家族も不健康な状態から解放されたいと願いながらも、自らが不健康な状態を維持する役割を担ってしまう状態のことを共依存という。共依存は、お互いが自分にできることを決めて、主体的に助け合う相互協力ではなく、主体的になれない大人二人がお互いを支配しあいながら結びついている負の関係のこと、相手に自分を頼らせることで相手を支配しようとする人と、その人に頼ることでその人の自由を奪おうとする人との間に成り立つ関係である。
共依存の核には、他者をコントロールしたいという支配欲があり、こうした人間関係そのものが関係嗜癖の典型例でもある。もとは、アルコール依存症の夫に対する妻の「世話焼き、尻拭い」など献身的に支える行為が、その役割にしか自己の存在が認められなくなり病的な持ちつ持たれつの関係のことをいう。
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