松村春繁は、1958年に高知県断酒新生会を結成し、その後、全日本断酒連盟(全断連)の初代会長となる。また全国行脚して断酒会をひろめた。
全国の仲間達が同氏よりえた最も感銘の深かった言葉を53に集約し、以後松村語録として伝わった。なお、全断連発刊の「指針と規範」は、この松村語録をもとに作成された。
- 例会には必ず出席しよう
- 一人で止めることはできない、無駄な抵抗は止めよう
- 断酒に卒業なし
- 今日一日だけ止めよう そして、その一日一日を積み重ねよう
- 前向きの断酒をしよう
- 例会には夫婦共に出席しよう
- 例会の二時間は断酒の話のみ真剣に
- 自分の断酒の道を見出だそう
- 断酒優先をいつも考えよう
- アル中は心身の病気である
- 例会で宗教や政治の宣伝をしてはいけない
- 酒害者の最大の敵は自分自身であり酒ではない 通じて体得せよ
- 自信過剰は失敗のもと
- 失敗したらすぐ例会へ
- アル中は一家の病気である
- 断酒会は、酒害者の酒害者による酒害者のための会である
- 酒害者は酒のため墓場へ行くか、断酒会で酒を断つか二つの道しかない
- 会員は断酒歴に関係なく平等である
- 自覚なき酒呑みの多い中で入会された勇気に敬意を表する
- 断酒会員には普通の人より何か優れたところがある
- 節酒は出来ないが断酒は出来る
- 飲酒に近づく予防のため自己の酒害を常に認識しよう
- 酒害者に対する奉仕は自分の断酒の糧である
- 仲間の体験をよく聞き、自分の断酒を再確認しよう
- 家族、同僚の協力を得るために、絶対飲んではいけない
- 断酒会に入会すること
- 最初の一杯に口をつけないこと
- 時間励行
- 仲間に励ましの手紙を書こう
- 全国組織の拡大につとめよう
- 厳しさのないところに断酒なし
- 実践第一
- 他力による断酒ではなく、自力、自覚の上に立つ断酒であること
- 失敗しても悲観するな、成功への糧とせよ
- 消極的だが初心者は酒席に出ないこと
- 姓名を堂々と名乗り、断酒会員であることを明確にせよ
- お互いが欠点や失敗を話し合って、裸の触れ合 いが出来るように努めること
- 各人の性格の相違を認め、各人が自らの体験を
- 酒の奴隷になるな
- 断酒会員であることを誇りに思え
- どんなことがあっても会から離れるな
- 条件をつけて断酒をするな
- 酒害者の最後の一人までも残すな
- 素直な心で話を聞こう
- 一年半したら会の運営に参加しよう
- 私の屍を乗り越えて断酒会を益々発展さして下さい
- 一県、一断酒会
- 会員は人に疑われるような場所に行くな
- 初志貫徹
- 君と僕は同じ体質だ。断酒するより他に生きる道はない
- 語るは最高の治療
- 例会は体験発表に始まり体験発表に終わる
- 聞くは最高の治療
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